開館時間
4/1~9/30 9:30~18:00(有料観覧受付は17:00まで)
10/1~3/31 9:30~17:00(有料観覧受付は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日。GW、夏休みは開館)、年末年始
更新日:2021年07月18日
第3回は、小松市博物館と尾小屋鉱山資料館を見学しました。
博物館では、小松エリアが鉱物の宝庫で、金や銅の鉱石、水晶やメノウ等の宝石など様々な鉱石が生み出されていて、特に、多く産出していた黄銅鉱・黄鉄鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱について標本に触れて説明を受けた。
また、前回見学した滝ケ原地区や観音下地区で産出する凝灰岩について、火山から噴出した火山灰が堆積してできた石で、柔らかく加工がしやすい性質から、全国で石材として利用されてた。小松でもいろいろなところで掘り出されていて、展示された標本を見て、地区により少しずつ色が違っていることが分かった。
水晶やメノウなどの宝石の説明では、受講生は目を輝かせて聞き入っていた。
次に、尾小屋鉱山資料館を見学。この地区ではかって、銅鉱石を採掘して、製錬して、銅を生産する産業が栄え、5000人もの人が暮らす町があったことの説明があった。坑道は、深さ600m以上、何層にもなり、全長160kmにも及んだとのこと。
最後に、精錬の過程でできたカラミ(鉱滓)を六角柱に成型して、擁壁や護岸用に利用していた様子がうかがえる場所を見学して、当時の町の賑わいに想いを走らせた。
黄銅鉱:銅の硫化物 CuFeS2
水晶:石英の俗称で、二酸化ケイ素が結晶した鉱物
メノウ:堆積岩の空洞中に、石英の小さな結晶が層状に沈殿してできた鉱物