Menu

サイエンスヒルズこまつ [ひととものづくり科学館]

  • フォントサイズ
  • 小
  • 中
  • 大

開館時間

 4/1~9/30 9:30~18:00(有料観覧受付は17:00まで)
10/1~3/31 9:30~17:00(有料観覧受付は16:30まで)

休館日 月曜日(祝日の場合は翌日。GW、夏休みは開館)、年末年始

イベント報告

8/10 極地研×ヒルズ 南極教室「極地から、こんにちは!」終了しました

更新日:2019年08月14日

 
南極中継スタート(昭和基地の外から)

今年3月に当館と科学館連携協定を結んだ国立極地研究所との連携イベント

南極教室「極地から、こんにちは!」を8/10(土)に開催。

まず最初は、40年前の南極越冬と題し、小松市在住の南極観測隊OBである山田清一(やまだきよかず)さんに、南極での活動についてご紹介いただきました。山田さんは、当時のコマツ製作所粟津工場初の観測隊員であり、第21次、26次の機械隊員として南極へ渡っています。
(ちなみにエントランスホールに展示した南極の石は山田さんが持ち帰った、とのこと)

お話の中で、「当時は南極へ行くだけで40日もかかった」との説明があり、
あの元宇宙飛行士の毛利衛さんが「宇宙よりも遠い場所」と語ったのも頷けます。

そしていよいよ、現地観測隊員とのリアルタイム交信が実現。
遥か遠くの地、南極の昭和基地とヒルズが中継で繋がりました。
案内役は石川県出身の松本なゆたさん。

「南極の松本さーん」との呼びかけでスクリーン画面には昭和基地の外の風景とともに松本隊員が登場。
「日本は真夏ですが、こちらは南半球なので冬。気温はマイナス20℃」と伝え、干した洗濯物がカチコチになっている様子をレポート。
続いて、ビデオ映像で昭和基地内の紹介があり、その後、松本さんとのライブトークが本格的に始まりました。南極における地圏観測の解説や、現地での生活の紹介があり、会場のみなさんは興味津々と説明に聞き入っていました。
後半は、松本さんが用意してくれた南極クイズや現地の隊員さんとの質疑応答の時間。
かわいいペンギンや極寒の世界ならではの実験映像も交え、会場内は大盛り上がり!

質問タイムでは
「南極で魚(サケ)はとれるか?」
「南極で困ったことは?」
「オーロラはどれくらい見える?」
「排泄物の処理の仕方」
「南極でのメンタル面でのケアの仕方」
「南極と北極とでの氷のとけ方の違い」
など質問が相次ぎ、それぞれに現地の隊員の方々が丁寧に答えて下さいました。

そして45分間の中継が終了。あっという間に感じられるほど、楽しい時間を過ごすことができました。

「南極に行ってみたい」「南極で天文の研究をしたい」という声もいただき大変うれしかったです。

今回の南極中継においてご案内していただいた松本さんと現地隊員の皆さん、
また、中継のご用意をして下さった国立極地研究所の職員の方々、
さらに、中継に先立ち40年前の貴重な資料とともにお話しいただいた山田さん、
そして、会場にお越しいただいた参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

松本さん、帰ってきたときの報告会、ぜひヒルズでお願いしますね。

ところで、、、本イベントのタイトル「極地から、こんにちは!」となっておりますが、
ヒルズで中継を行った15:30は、南極現地では朝9:30でした。。。(日本との時差は6時間)
「おはよう、南極。こんにちは、日本」がよかったかなあ・・。勉強になりました。


40年前の南極越冬を語る山田さん
第60次南極地域観測隊
第60次南極地域観測隊の紹介
気象観測を紹介する石川県出身の幸田隊員


8/10 極地研×ヒルズ 南極教室「極地から、こんにちは!」終了しました – サイエンスヒルズこまつ